2025/8/4
金曜日はこの語学研修のオーガナイザーをしてくださっているジェーン先生のご引率のもと、昌平生だけで遠足に出かけました。訪れたのは歴史ある街、Beechworth。Beechworthは、スコッツスクールがあるAlburyから南西方向に車で35〜40分ほど移動したところにある街です。1850年代のゴールドラッシュ時代に多くの移民が定住して栄えた街で、オーストラリアで最も保存状態も良い金鉱都市として知られています。栄えていた時に使われていた裁判所や大きな石壁の上にそびえる刑務所が今でも残っています。今では人口も減り、金鉱業の職に就く人々も少なくなっていますが、現存する歴史的な建造物に加え、Woolshed Fallsをはじめとする自然にも触れられ、ワイナリーや地元の食材を使った高級レストランなど、施設も充実していることから、観光地として、そしてセカンドハウスが建てられる別荘地としても有名な場所です。
そのBeechworthを約3時間にわたって自由に散策しました。日本ではなかなか見ることのできないハニーショップ(30種類ほどの蜂蜜を実際に味見することができます)やお菓子屋さんでは、お土産選びに夢中になるあまり、スーツケースの重さが心配になるほど、たくさん買い物を楽しむ姿も見られました。また、現地でも有名なBeechworth Bakeryにて昼食をとりました。生徒たちはそれぞれ英語でしっかりと注文をこなしており、その成長ぶりに頼もしさを感じました。
学校に戻ってからは3グループに分かれ、幼稚園・小学1年生・小学4年生のクラスを訪問し、ホストファミリーの子どもたちによる他己紹介や昌平生による昌平中学・高等学校の説明、テニスなどのアクティビティをともに楽しみました。普段は、スクールバディーとともに中学部・高等部の生徒と触れ合う機会が多いのですが、幼稚園・小学部の児童からたくさん質問を受けたり、一緒に体を動かしたりするなかで、たくさんの笑顔が見られ、また新たなつながりを築いていった昌平生でした。
その日の放課後には、約半数の生徒がホストファミリーの方々と一緒にボーリングに出かけました。ディナーでは、どのご家庭からも「別れるのが寂しい」「素晴らしい時間をありがとう」といった温かいお言葉をいただきました。他の昌平生がいるなかでも、ホストファミリーの方々と積極的に会話する様子からも成長がうかがえます。
Day6・7はホストファミリーとともに過ごす最後の週末。生徒たちは各家庭で過ごしています。ホストファミリーの皆さまから届いた写真をいくつか以下にご紹介します。Albury近郊にある自然に触れたり、牧場でホストファミリーとともに乗馬をしたり、動物園に行ったり、地元で行われたランタンフェスティバルやスケート、スポーツの試合に行ったりと貴重な経験をすることができているようです。昌平生が少しでも快適に、そして楽しく過ごせるように、たくさんのことを企画し、実行してくださったホストファミリーの皆さんのご協力があってこその語学研修。本当に感謝してもしきれません。
いよいよ明日の朝にはそんなホストファミリーの皆さんともお別れの時を迎えます。まだその実感が湧かないほど、濃く暖かい日々を過ごすことができました。残りわずかな時間ではありますが、生徒たちにはこのかけがえのない時間、そしてここで得た絆を大切にして過ごしてほしいと心から願っています。