2025/4/16
4月も折り返しを過ぎ、授業も本格的に始まりました。ゴールデンウィーク前のこの時期ですが、国内、特に関西は大いに盛り上がりを見せつつあります。そうです、大阪・関西万博が13日(日)に開幕したのです。連日、インターネットやテレビでも取り上げられているので、興味を持っている人も多いのではないでしょうか。会場となる大阪湾の人口島、夢洲での土地の問題をはじめ、工期の遅れなどが心配されましたが、いざ開幕となると大勢の来場者が詰めかけ、各会場で大混雑となっているようです。10月13日までの半年間、160を超える国と地域、国際機関の参加者が展示や催事を繰り広げるそうで、私自身もとても興味があります。前回、大阪で万博が開かれたのは昭和45(1970)年、私が2才の時でしたが、もちろん会場に行くことなどできませんでした。今回は大阪の大学に通っている長女が一人暮らししていることもあるので、この機会に顔を見ながら万博会場にも行ってみたいと思っています。
今朝、そんな大阪万博に関連した興味深いニュースが、テレビで流れていました。それはウクライナのパビリオンに関連するものでした。今なお戦禍に苦しんでいるウクライナのパビリオンのテーマは、「NOT FOR SALE(売り物じゃない)」だそうです。パビリオンの開会セレモニーで、テチャーナ・ベレジュナ経済副大臣は「ウクライナの価値はNOT FOR SALE(売り物じゃない)。自己表現の権利や尊厳ある暮らしへの権利といった価値だ。私たちは(ロシアからの)ミサイルの下で戦い続け、生き続けている」などと挨拶をされたそうです。 展示室内はウクライナ国旗の青と黄で飾られ、「NOT FOR SALE」の看板がつるされる中、拡声機やパソコン、地球儀などの展示物にバーコードが添えられ、それらを専用端末で読み込むと、戦時下のウクライナの人々の様子や復興に向けた取り組みなどの映像が見られる仕組みになっているそうです。万博の期間中は、世界中から多くの人々が来場されることでしょう。そしてウクライナの惨状を知ることで、平和の尊さを改めて実感するのではないでしょうか。ウクライナに一日も早く、平和な日々が訪れることを願うと共に、万博会場に足を運ぶことでその思いをより強くしたいと思いました。