2025/10/31
今日は10月31日、ハロウィンです。
Happy Halloween!
仮想パーティをしたり、カボチャを飾ったり日本でもすっかり定着した感のあるハロウィンですが、元々は古代ケルト人が起源のお祭りです。(ケルト人は、アイルランドやスコットランドを中心にヨーロッパの広い地域で居住していた民族です)が起源の行事です。
秋の収穫を祝い、悪霊をお会い払う意味合いを持つお祭りですが、ハロウィンの夜には、あの世とこの世の境目があいまいになると信じられているそうです。
そのためそのため、あの世から悪霊がやってきて、人々に災いをもたらすと恐れられていたそうです。
そのため、人々は悪霊を追い払うために仮面を被ったり、魔除けの焚き火を焚いたり、さらには悪霊に似せた仮装をすることで、悪霊から身を守ろうとしたのだそうです。
日本ではそのイベント的な部分だけが広がり、過激な仮装行列が社会問題になったようなこともありました。
本校でも、ネイティブの先生方が仮装姿で出勤したり、プレゼントを配った利する姿が毎年恒例になっています。
今朝もある教室をのぞいたところ、こんなオバケに出会いました!
超ビッグサイズのオバケということで、〇〇先生の仮装だとすぐに気づかれてしまうかもしれませんね。
また、朝の挨拶をするために玄関前に立っていたところ、2年生のJさんが友だちに配るために手作りしたチョコレートブラウニーを届けてくれました。
オバケの目玉もついていて、可愛くてとても美味しかったです!
Jさん、ごちそうさまでした。

ところで、ハロウィンというとアメリカで発生したある痛ましい事件を思い出してしまいます。
それは、1992年10月にアメリカ・ルイジアナ州で発生した日本人留学生が亡くなった事件です。
その日、日本人留学生の服部剛丈くん(当時16才)はハロウィンの夜、ホストファミリーの高校生と仮装してパーティーに向かっていましたが、訪問先の家を間違えて別の家の玄関ベルを鳴らしてしまいました。
 住人の方は不審者と勘違いし、銃を持って応対しました。
「フリーズ(動くな)」と警告しましたが、服部くんには「プリーズ(どうぞ)」と聞き間違えてしまい、近づいたところを射殺されてしまったというとても悲しい事件です。
 刑事裁判で銃を撃った住人の方は無罪となりましたが、民事裁判では服部くんのご両親が勝訴し、正当防衛は認められませんでした。
 この事件はアメリカの銃社会や文化的誤解の危険性を浮き彫りにし、服部くんのご両親は日米で銃規制を訴える活動を続けました。
事件後、ご両親はアメリカで銃規制を求める署名活動を展開し、約150万筆を集めて大統領に提出しました。
刑事裁判では無罪判決が下されましたが、民事裁判では過失が認定され、損害賠償が命じられました。
私は大学生の時にこのニュースを知りましたが、その後教師になってからは英語の授業の中で、銃社会への問題提起としてハロウィンの時期に必ず話題にしていました。
改めて服部くんのご冥福をお祈りすると同時に、銃による痛ましい事故が無くなることを願っています。
明日から11月です。
冬将軍の足音が確実に聞こえてきますが、引き続きインフルエンザ等の感染防止と体調管理にお気を付けください。
BE SHOHEI
明日もいい日になりますように!



