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サイタサクラ。

2026/3/11

今から15年前の今日3月11日14時46分18秒、東日本大震災が発生しました。
未曽有の大地震により15,901名の方がお亡くなりになり、2,519名の方が行方不明となっています。
地震や津波による被害は甚大で、東北地方では今なお復興途上にある地区・地域が多数あります。
今朝のSHRでは全校放送を入れ、哀悼の意を示すために黙祷を捧げました。
改めてお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、お辛い思いをされているご家族の皆様にお見舞い申し上げます。
東北地方の一日も早い復興を心よりお祈りしています。

今日の午前中、校長室に卒業生が訪ねて来てくれました。
昨日、東京大学文科三類に合格した寺崎 晴さん(さいたま市立桜木中学校出身)です。
担任の堀越先生と一緒に、満面の笑顔を浮かべながら挨拶に来てくれました。

合格おめでとう!

祝福の言葉を送りながら、何とも感慨深い思いに浸っていました。
彼女が自習室で毎日のように勉強している姿を目にしていましたし、周囲の友人たちが進路を決める中での葛藤などを知っていたからです。
不安や焦りとの闘いは長く、苦しいものだったはずですが、それらを克服して目標達成を果たしてくれました。
受験全般としては苦しい状況にあることも聞いていたので、合格の喜びはひとしおだったことと思います。
中学時代は塾に行くこともなく、本校に入学してから3年間努力を重ねてた末での難関突破です。
本校を選んだ理由を聞いてみると……
「塾や予備校に行かずに難関大学をめざせると思ったからです」と即座に答えが返ってきました。
「手をかけ、鍛えて、送り出す」を教員モットーとして掲げる本校にとっては、何よりも嬉しい答えをいただきました。
担任の堀越先生によると、コツコツとまんべんなく努力ができる生徒で、とにかく地道な努力を積み重ねたことが一番の勝因だとのことでした。
毎日必ず勉強する!ことを目標に掲げ、一年365日×3年間、一日も欠かすことなく家庭学習を続けたそうです。
一日くらい手を抜きたくなるような日は間違いなくあったはずですが、そんな時でも手を休めずに机に向かい続けていたそうです。
本校野球の応援がしたくて入部した吹奏楽部では、2年生の夏のコンクールまで活動を続けました。
そのコンクールをひとつの区切りとして、その後、東京大学に目標を絞ってなお一層の努力を続けてきました。

合格発表の昨日は、ご両親と一緒に結果を確認し、家族みんなで喜びを分かち合ったそうです。
発表直後、たくさんのクラスメイトから祝福の連絡が入ったそうで、彼女の人柄が周囲の応援も引き出していたのでしょう。
所属していたT特選クラスの仲間は連帯感がとても強く、受験に向けて団体戦で取り組むような意識も高かったようです。
お互いがお互いをリスペクトし、それぞれの努力を後押しする相乗効果を生み出していたのでしょう。
目に見えないそのパワーは、私が想像する以上にクラス全体のパワーとなっていたのではないでしょうか。
これこそ正に「BE SHOHEI」の姿です。
彼女から話を聞いていると、「感謝」という言葉が何度も出てきました。

ご両親への感謝。
担任への感謝。
クラスメイトへの感謝。
添削をしてくれた先生への感謝。
個別指導してくれた先生への感謝。

最難関を突破した驕りも慢心も全く感じられず、いつもの自然体の寺崎さんがそこにはいました。
将来進む道は、入学後の2年間の教養課程で見つけたいとのこと。
この幅広いリベラルアーツ教育こそが東京大学の大きな魅力です。
言語として英語をより深く学ぶことや、多言語も含めたマルチリンガルも目標のひとつだそうです。
未知なる領域に広がる大きな未来に、力強く羽ばたいてくれることをとても楽しみにしています。
これから進む道に幸多からんことを祈っています。
最後に大谷翔平さんが口にしていた言葉を彼女に贈ります。

先入観は可能を不可能にする

BE SHOHEI
迷わず行けよ、行けば分かるさ!

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