IBコース

世界基準の教育プログラムで探究
国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。 この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。 IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。
世界で活躍する人材へ
圧倒的な語学力を習得
実践的で高度な英語の授業により、学術レベルの英語力を身につけます。

論理的な思考力を養成
正解のない問いへの探究や議論を重ねることによって論理的な思考ができるようになります。

多様性を尊重する心の育成
グループワークや議論を行うことで、これまで気づかなかった他者との違いに気づき、違いをいかす姿勢が生まれます。

国内難関大学、そして海外大学へ IBを高く評価する大学が世界で増えています。
1~4期生卒業生58名の主な合格大学【国公立大学10名、早慶上理11名、GMARCH36名、成成獨國武20名、海外大学5名】
東京外国語大学
筑波大学(2名)
東京学芸大学(2名)
秋田大学
岡山大学
横浜市立大学
大阪公立大学(2名)
早稲田大学(2名)
慶應義塾大学(2名)
上智大学(7名)
学習院大学
青山学院大学
立教大学(16名)
中央大学(4名)
法政大学(14名)
Acadia University
Taylor's University 3名
Temple University Japan Campus
IBコース授業の特徴
- 言語と文学(日本語):文学作品の分析や、広告など非文学テキストの分析などを通じて、言語表現を多義性や効果、また文化的背景の作品に及ぼす影響などについて、多面的、批判的に考察します。
- 言語の習得(英語):国際社会の多様な話題や英語で書かれた文学作品を題材に、コミュニケーション能力を高めます。また、言語学習を通じて思考スキルを習得し、人との交流を通じて異文化理解を深めます。
- 個人と社会(歴史):複数の支店から史資料を批判的に検証することで、歴史的事象を多角的に分析し、自らの主張を論理的に構築します。また、歴史分野の論文作成法について、実践を通して学んでいきます。
- 自然科学(生物):自然科学でとりあつかう様々な事象について、良質な問いを立て、自ら答える能力を育みます。知識を実生活に応用する深い思索を協同的な学習を通じて行うことで、科学的な考え方を身に着けていきます。
- 数学:実社会の課題を数学的に探究し、解法の習得とともに「なせそうなるのか」「どう使えるのか」を考えます。英語の教材を使用し、授業、試験はすべて英語で行われます。
- 芸術(美術):表現技法の習得のみにとどまらず、主題や背景を深く探究し、制作意図を言語化することで思考と表現を往復しながら作品を制作します。鑑賞においては、技法に加えて文化的・歴史的文脈からも作品を分析します。
中核的要素(コア)
- 知の理論(TOK)
知識に関する問いの探究です。
課題の一つ「TOK展示」では、私たちを取り巻く世界の間のつながりについて深く考察します。
以下プロンプト(課題)の一例
「私たちはどのような理由で、主張を疑うようになるのか」
「知ることのできないものは存在するのか」 - 課題論文(EE)
生徒が関心に応じて個人研究に取り組み、研究成果を8000字(英4000words)の論文にまとめます。
以下生徒の論文テーマ
「ダウディの思想と建築物の表現」ガウディは。カタルーニャ主義や自然の造形を自身の建築のどの様に投影しているのか。
「西パプア独立運動の発生と国際社会の介入による影響」アメリカと国際連合は、西パプア独立運動にどの程度影響を与えたのか。 - 創造性・活動・奉仕(CAS)
自由な発想によるクリエイティブな活動、健康的なライフスタイルの実践、コミュニティの一員としての貢献を通じてIBの学習者像を体現します。
以下生徒の活動事例
「東日本大震災復興支援」地元のお祭りで福島県浪江町のご当地グルメ(なみえ焼きそば)を販売し、その利益を復興施設に寄付した。
「ロヒンギャ講演会」館林市に居住するロヒンギャの方々と出会い、ミャンマーの現状を知ってもらうための地域講演会を開いた。
3年間の流れ
1年次
各教科の基礎知識を身につけるとともに多様な学習スタイルに触れ、探究的な学び方への適応を図ります。アカデミック・ライティングの基礎的な技術もこの段階で習得します。
2年次
2年次より、国際バカロレア(IB)の教育プログラムに基づく授業となります。それぞれの教科内容を相互に関連付けながら学ぶ「中核的要素(コア)」の学習も始まります。各自の探究テーマを見出し、個別の研究活動に取り組む機会が増えていきます。ペーパーテストで測れないスキルを重視し、高めることがIBコースの特徴です。
3年次
3年次には、各教科の内部評価が始まり、論文作成も本格化します。11月には全員が「DP最終試験」を受験し、「DP資格」の取得を目指します。DP資格は単なる試験結果ではなく、教科横断的で探究的な学習プロセスに継続して取り組んできたことの証明となります。生徒は、自身の強みや関心を整理し、総合型選抜やIB入試を中心に大学入試に挑みます。