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教育実習。

2025/5/19

中間考査も終わり、今日から新しい1週間の始まりです。昨日とはうって変わって肌寒い一日になりましたが、気持ちを切り替えて授業に臨んでいきましょう!今日から教育実習生の受け入れが始まりました。今年は25名の卒業生が本校で教育実習に臨んでくれます。昨今、教員志望者が減少傾向にあることを身をもって感じています。勤務時間や待遇面、ハラスメントやコンプライアンスなど、教育現場に出ることを躊躇させてしてしまうような課題が多々あるのかもしれません。すべての課題を解決するためには、日本の学校における教員の在り方を根本的に見直さないといけないのかもしれません。教員という職業が大学生にとって魅力的な職業となるよう、自分にできることを精一杯続けていきたいと思います。実習に来ている大学生の皆さんには、さまざまな選択肢があるかもしれませんが、実習期間中は失敗を恐れず、思い切って授業に臨んで欲しいと思います。皆さんが一生懸命に取り組む姿こそ、生徒たちへの一番の学びの機会となるはずです。

私が大学を卒業した1991年は、まだまだバブル景気が続いていた時期でした。景気のよさもあり、一般企業への就職も売り手市場で一人で何社も内定をもらうことが当たり前の状態でした。私自身は幼少期から教員を志してきたこともあり、一般企業への就職活動をそれほど積極的に行っていたわけではありませんが、一般企業の中で自分の実力を試してみたい気持ちも強くありました。その間、2週間の教育実習を母校の高校で行いましたが、教員への思いはますます強くなるばかりでした。一般企業への就職か、教員採用試験か…。教育実習が終わってからも悩み続けていました。その間、就職試験を受けていたいくつかの企業から内定をいただきながらも、採用試験の勉強を続けていました。なかなか結論が出ない状態が続きましたが、最後の決断は公立高校の採用試験の結果が出てから決めることにして、採用試験の勉強を必死に続けました。大変ありがたいことに公立高校の採用試験にも受かり、それまで以上に頭を悩ませることになってしまいましたが、自分の夢を少しだけ先送りにして一般企業に就職することを決めました。一般企業での社会人を経験した後で教員になる道を選んだのです。当時はその選択がどれほど厳しい道かも考えず、時代の波に飲まれるままに出した結論でした。その後7年間、大手旅行会社に勤務し、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。その後、ご縁があった私立高校で教員生活をスタートして25年間勤務しました。そして3年前に本校で新たなご縁をいただき、現在に至っています。たくさんのご縁に繋がれて、私は今ここに立つことができています。日々教師として働ける幸せを嚙みしめている毎日ですが、これまでのご縁への感謝を忘れずに、これからも新たなご縁を繋げていきたいと思います。
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