昌平高等学校

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挑戦。

2025/5/30

今日の午後は全校一斉に英語検定(準会場)が実施される日です。本試験は2級までの実施となりますが、多くの生徒がさらに上位級の合格を目指して試験に挑みました。準会場での実施ができない1級、準1級に挑戦する生徒は、今日は本番さながらの模擬試験に臨みました。一人でも多くの生徒が目標球の合格を勝ち取れることを願っています。Good luck!

英語検定のように点数によって合格、不合格となる試験は世の中にたくさんあります。大学受験や高校受験はもちろん、就職試験、採用試験、昇級試験……。英語検定、漢字検定、数学検定、簿記検定、珠算検定……。例を挙げ始めるときりがないほど合否がつく試験や検定は山ほどあります。私自身もこれまでたくさんの試験や検定を受けてきました。当然のことですが、合格したこともあれば不合格だったこともたくさんあります。そのたびに喜び、悲しみ、悔しがりを繰り返し、ここまで成長してきたと思っています。私が物心ついたころから一番身近に合った検定試験は、当時通ってスイミングスクールの検定試験です。私が通っていたスクールは、赤から始まり、黄色→青→白と帽子の色が変わっていくシステムでした。その後、選手コースへと移っていくのですが、未だに記憶に残っているのが赤帽子から黄色帽子への検定試験です。背泳ぎができるようになると黄色帽子に合格できるのですが、これがなかなか苦手で、何度も何度も落ちた記憶があります。プールに入ることを泣きながら嫌がり、母に無理やり連れていかれたこともあります。どのタイミングで合格できたかはよく覚えていませんが、何度も検定を受けてという記憶だけは鮮明に残っています。その後は順調に防止の色が変わりましたが、選手コースに移ってからは全国大会の標準記録を突破するために何度も何度も挑戦したことを覚えています。そのときに経験した挫折感と達成感は、その後の私の人生の大きな礎となっています。何かを成し遂げるために一所懸命に努力をするという幼少期の経験は、大人になった今でも確実に私の中に残っています。

「レジリエンス」という言葉をご存じですか。レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「復元力」「弾力」などと訳される言葉で、「困難をしなやかに乗り越え回復する力」のことです。「精神的回復力」として、ビジネスの現場でも昨今注目が集まっている言葉です。レジリエンスを身につけている人間は、どのような挫折や失敗を味わっても、どのような逆境に置かれても、必ずそこから立ち直ることができると信じています。これは私自身が常に実感していることですので、あながち間違ってはいないと思っています。何かに挑戦をすれば必ず上手くいかないこともあります。そんな時こそレジリエンスが鍛えられていると考え、怖気づかずに思い切って挑戦して欲しいと思います。Good luck!

日々の困難を乗り越えるための視点の変え方 | 人生を変える ...

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