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出生数。

2025/6/10

ぐずついた天気が続いていましたが、関東地方も今日、梅雨入りとなりました。平年より3日遅く、昨年よりは11日早い梅雨入りだそうです。私のもっとも苦手な季節が始まりますが、気持ちだけは晴れやかに!毎日を過ごしていきたいと思います。

先週、厚生労働省から2024年の人口動態統計が発表されました。そのデータの中で、日本で生まれた日本人の子どもの数が前年比5.7%減の68万6061人となったとのことです。統計のある1899年以降初めて70万人を割る結果となりましたが、国の想定より15年早い減少幅とのことです。加速する少子化が、日本の経済成長や社会保障制度の維持の重荷になりつつあることが、具体的な数字にも表れる状況となってきました。

私が生まれた1968年の出生数は、データによると187万1834人となっていましたが、その当時の約1/3の出生数となってしまいました。少子化のより①労働人口の減少、②社会保障制度への負担増、③教育や子育て支援の変化などさまざまな影響が予想されます。もちろん我々教育現場への影響も大きなものとなることでしょう。考えれば考えるほど憂鬱な気持ちになってしまいますが、未来の子供たちにとって、日本が安全で平和な豊かな国であるために今私たちにできることはどんなことでしょうか。一人ひとりができることは本当に些細なことかもしれません。とてつもなく大きな課題に向き合うにはあまりにも脆弱なのかもしれませんが、こうした課題にしっかりと向き合い、今自分たちにできることを考えることが教育なのだと思います。教育現場に身を置く立場として、生徒たちにも現実を伝えていかなければいけないと思います。全校集会や式典などを通じて生徒たちに伝えていきたい思います。
出生数1〜6月、5.7%減の35万人 通年初の70万人割れも - 日本経済新聞

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