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二ーバーの祈り。

2025/7/9

今週も猛烈な暑さが続いています。もともとクーラーが苦手なこともあり、長そでのYシャツで温度調整を図っていますが、そろそろ半そでの出番になりそうです。就寝時も含めると一日中冷房の効いた部屋にいることになり、身体にとってはあまりよいことではないでしょう。暑さはこれからが本番ですので、体調管理に気をつけていきましょう。

先日、たまたま立ち寄った本屋さんで「二ーバーの祈り」に出会いました。この言葉はアメリカの進学者であるラインホルド・ニーバーによって書かれたものだとのことです。英語の原文は以下のとおりです。

  God, give us grace to accept with serenity
  the things that cannot be changed,
  Courage to change the things
  which should be changed,
  and the Wisdom to distinguish
  the one from the other.

そして、日本語では次のように訳されています。

  神よ、変えることのできないものを
  静穏に受け入れる力を与えてください。
  変えるべきものを変える勇気を、
  そして、変えられないものと変えるべきものを
  区別する賢さを与えてください。

毎日毎日、生活をしているとさまざまな問題に直面します。仕事上で解決しなければいけない問題もあれば、どうもがいても解決できないような問題もあります。特に人間関係の問題については、相手があることなので根本的な解決が極めて難しいケースがほとんどです。ときにはお互いの感情が絡んでくることもあり、そんなときには問題がより深刻になってしまいます。感情が絡んでくるとついつい相手をどう変えるかばかりを考えてしまいますが、よく考えてみると相手の気持ちを変えることは不可能なのです。自分が変えることができるのは自分の気持ちだけなのです。この「二ーバーの祈り」を読んで、改めてそのことに気づかされました。

  「変えられないものを受け入れる冷静さ」
  「変えるべきものを変える勇気」
  「その両者を認識する賢さ」

私にはまだまだ身についていない三点ですが、少なくともこれからは意識していきたいと思います。そうすることで今よりは冷静に物事を見ることができると思います。たまたま手に取った本が教えてくれたことに感謝しながら、明日も前向きに生きていきたいと思います。

二ーバーにならう、愚痴らない人生|ねこのあ(ワレのひと)

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