2025/7/11
昨日までの猛暑がウソのように、今日は過ごしやすい一日となりました。ここ数日は同様の気候が続くようですが、気温の変化は身体にも堪えますね。今週もあと一日、頑張っていきましょう!
今日は午後から、隣県の公立中学校の私立高校学校説明会に参加してきました。県内外の私立高校7校が集まり、中学3年生と保護者の方に説明をする機会です。生徒たちは希望する2校の説明を聞くことができるそうで、本校の説明会には2回とも多くの皆さんにお越しいただきました。ご参加いただきありがとうございました!中3生にとってはいよいよ志望校を固める時期になってきました。今日の説明を聞き、一人でも多くの新入生を迎えることができるよう願っています。
休憩時間にトイレをお借りし、控室に戻ろうとしたところ、壁に掲示された文章が目につきました。それがこちらです。
そこには、次のような文章が書かれていました。
「できない人」と「できる人」
できない人は言葉で説得。できる人は行動で説得。
できない人は話したがり、できる人は聞きたがる。
できない人はお金を求め、できる人は成長を求める。
できない人は過去にこだわり、できる人は未来にこだわる。
できない人は不可能と思い、できる人は可能と思う。
できない人は他人のセイにして、できる人は自分のセイにする。
できない人は一人で頑張り、できる人はみんなで頑張る。
初めて読んだ文章でしたが、とても納得できることばかりが書かれていました。何を基準として「できる人」と「できない人」を分けているかは分かりませんが、一般的には「仕事ができる/できない」と考えるべきだと思います。自分自身は決して「できる人」ではありませんが、ここに書かれている「できる人」の行動や考え方は、すべて実際に当てはまるように感じます。ほんの些細な考え方や思考の違いなのかもしれませんが、それは結果を大きく左右するものだと思います、その結果として「できる」「できない」が明確に分かれることは十分分かります。自分自身を振り返ったときに、ネガティブな気分のときは知らず知らずのうちに同様の考え方をしていたことを自覚しました。トイレという場所に、このような生き方を伝える文章が掲載されていることに驚くと同時に、校長先生をはじめとする先生方の教育に懸ける思いが伝わっている学校だなと強く感じました。生徒たちの話を聞く態度や挨拶の声にも、こうした先生方の思いが影響していることを強く感じました。
出典も書かれていましたが、越塚勇人さんの「気持ちの授業」からの抜粋でした。越塚さんは1965年神奈川県生まれの元中学校体育教師だそうです。大学卒業後、中学校で体育を教えていたそうですが、2002年3月1日、スキーでの転倒で首の骨を折り、奇跡的に命はとりとめたものの、首から下が全く動かなくなってしまいました。当時の医師からは「一生、寝たきりか、よくて車いす」の宣告を受け、絶望で自殺未遂をしてしまったこともあったそうです。その後、奇跡的な回復力を発揮し、身体に障がいを残しながらも現場に復帰。その体験を「命の授業」として動画で公開したところ、30万人を超える人々の目にふれることとなったそうです。2010年に教員を辞職し、現在は全国各地で講演会を行っているとのことで、著書に『気持ちの授業』『命の授業』などがあります。
我々と同じ教員の方が実体験を通して書かれた文章とのことで、さらに訴えかけてくるものがありました。「できる」「できない」はともかくとして、私自身、今後も意識していかなければいけないことを教えてもらいました。景色が大きく変わらない日常の中でも、ほんの少し考え方や捉え方を変えるだけで、最終的な結論も変わってくることを改めて認識しました。学校説明をするだけでなく、私自身にとっても学びの機会となりました。ありがとうございました!