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11時台。

2025/9/3

昌平祭(文化祭)まであと3日。各教室では着々と準備が進んでいます。放課後も多くのクラスが遅くまで残って準備をしている。各クラスの企画はそれぞれ異なりますが、大切なことはクラスの皆が協力して、全力で何かを創りあげることです。そこには成功も失敗もありません。一番大切なことは「何かに全力で取り組んだ経験」なのです。たとえそれがどんなことであったとしても、全力で取り組むことで得られる「何か」が必ずあるはずです。今回の昌平祭を通じて、多くの生徒たちが「何か」をつかんでくれることを願っています。

先日、出勤途中の車内でとても素敵な言葉に出会いました。それは平成30年度の近畿大学卒業式で、お笑い芸人で絵本作家でもあるキングコング西野亮廣さんが卒業生にむけた言葉でした。大学を卒業して社会に漕ぎだす学生たちに、力強いエールとして贈られた言葉でした。それは「人生に失敗はない!」ということを伝えるために、西野さんは時計の針の話をしてくれたのです。実際のスピーチを紹介します。

  時計の針って面白くて、長針と短針が
  約1時間ごとに重なるんです。
  1時5分頃に重なって、2時10分ごろに重なって。
  毎時重なるんですけど、
  でも、11時代だけは重ならないんです。
  短針が逃げきっちゃう。
  二つの針が再び重なるのは12時。
  鐘が鳴る時です。
  何が言いたいかというと、
  「鐘が鳴る前は報われない時間がある」のです。
  僕にもありましたし、皆さんにも必ずあります。
  人生における11時台が……。

11時台だけは時計の針が重ならない。
11時台を終えて、12時になったところで短針と長針がピタリと重なる。
鐘が鳴る時が成果が表れた時だとするならば、それまでの11時台は報われない時間である。

スピーチを聞いて、思わずグッときてしまいました。人生における11時台。報われない時間が続くけれど、必ずや鐘が鳴る時がやってくる。その時までは耐えて、忍んで、踏ん張る時だということを西野さんの言葉が教えてくれました。
もしかしたら、なかなか成果が出ずに、今苦しんでいる人がいるかもしれません。
先の見えない不安に悩んでいる人がいるかもしれません。
それでも必ず鐘はなるのです。
この11時台こそ、しっかりと地に足をつけて、今できることに全力で取り組んで欲しいと思います。12時の鐘が鳴ることを信じて、私も毎日を全力で生きていきたいと思います。

BE SHOHEI  
明日もいい日になりますように!

僕たちは、過去を変えることができる」キンコン西野の近畿大学 ...

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