2025/10/2
10月の声を聞いた途端に朝晩の冷え込みが激しくなってきました。衣替えの時期となりましたが、今月中移行期間となっています。日中の暑さはまだまだ続きそうですが、季節の移り変わりを楽しみたいと思います。
昨日、校長室でH先生と話をしていたときに、とても意味の深い言葉を教えてもらいました。
それは「戦争の反意語」です。
皆さんは「戦争の反意語とは何?」と聞かれたときに何と答えますか。
きっと多くの方が「平和」と答えるのではないでしょうか。
現在もロシアによるウクライナへの侵攻によって引き起こされた戦争状態の映像が、連日ニュースやインターネットで報道されています。こうした映像を見ると改めて感じることですが、「戦争」の反意語は「平和」であると自信を持って答えられます。
しかし、H先生によると「戦争」の反意語は「対話」であるというのです。
「対話」をすることによって、お互いを知ることができる。
お互いを知ることができれば、お互いを尊重することができる。
お互いをリスペクトすることができれば、戦争など起こるわけがない。
正に目から鱗の考え方でした。
お互いをリスペクトすることは、お互いの存在を認めることです。
お互いの存在を認めることによって、争いが起きなくなるのだと思います。
そして争いが無くなった結果、「平和」に繋がっていくのだと思います。
その第一歩が「対話」であることに、改めて気づかされました。
H先生のクラスではホームルームを使って、「哲学対話」という取り組みを行っています。
「哲学対話」のルールは次のとおりです。
①何を言ってもいい。
②人の言うことに対して否定的な態度をとらない。
③発言せず、ただ聞いているだけでもいい。
④お互いに問いかけるようにする。
⑤知識ではなく、自分の経験に即して話す。
⑥話がまとまらなくてもいい。
⑦意見が変わってもいい。
⑧分からなくなってもいい。
ルールを見ると「自分の意見を安心して発表できる状態を創る」ことが重要だと感じます。
こうした対話からお互いをリスペクトする空気感が生まれ、争いごとが起こらなくなっていくのでしょう。
改めて「対話」の大切さを知ると共に、今後も意識して「対話」をしていきたいと思いました。
BE SHOHEI
明日もいい日になりますように!