2025/10/9
10月も半ばに入り、ようやく過ごしやすくなってきました。季節外れの台風が続けざまに発生し、影響が心配されるところですが、季節は確実に移り変わりつつあります。
今日で大学共通テストまでちょうど100日となりました。玄関前のカウントダウンボードも刻々と残り日数を刻んでいきます。とはいえ、何も焦る必要はありません。今目の前にあることに集中して取り組んでいく以外、できることは何もないのですから。さらに言えば、共通テストは大学入試の皮きりの試験ですが、国公立大学はもちろん、その後の私立大学の入試はひと月もふた月も続いていくのです。残り時間が示されると気になって仕方がありませんが、腰を据えて受験勉強に臨んで欲しいと思います。
先日の坂口志文先生のノーベル生理学賞受賞に続いて、昨日は京都大学特別教授の北川進先生が、ノーベル化学賞を受賞されました!誠におめでとうございます。日本出身の方が自然科学分野のノーベル賞を受賞したのは、北川先生で27人目だそうです。連日のノーベル賞受賞は日本人として、何よりも誇らしいところです。今回の受賞対象となった金属有機構造体(MOF:Metal-Organic Frameworks)は従来の固体とは、大きく異なる構造を持つそうです。MOFを活用することで、有毒ガスの分解や二酸化炭素の補足など地球規模の問題解決につながる可能性もあるとのことです。今回の研究成果が、私たちの地球を守ることへの繋がることを願っています。その北川先生ご自身が、好きな言葉として次の言葉を挙げていらっしゃいました。
「無用の用」
一見役に立たないと思われるものが、
実は非常に大切な役割を果たすこと。
「無用の用」は中国の古典「荘子」に登場する表現です。
意味がないと思って処分してしまったものが、実は大事なものだったと気づいた経験は私にも何度もあります。
その見極めがとても大事なことだと思うのですが、そこがなかなか難しいところです。
そのため整理もできずに溜まっていく一方になってしまうのですが。
ただし、この言葉をきっかけに、少しだけ大らかに視野を広げてもいいのかな…と安心した次第です。
きっといつの日か、「無用の用」を実感することが来ると信じて、身の回りの整理を意識していきたいと思います。
BE SHOHEI
明日もいい日になりますように!