2025/12/19
本校では多種多様なグローバル教育に取り組んでいます。
IBコース(DPクラス)での学びはもちろん、全員参加の選択制修学旅行(ニューヨーク・バンクーバー・マレーシア/シンガポール・沖縄)。
希望者対象としては、オーストラリア英語研修やマレーシア文化研修、シリコンバレー・イノベーション研修などを行っています。
国内でのプログラムとしては、ブリティッシュヒルズ英語研修やハーバードサマースクールなども実施しています。
英語の興味や関心を持っている生徒がたくさんいるため、どの研修プログラムも大人気となっています。
また、海外研修プログラムや留学プログラムに個人として挑戦するケースもあります。
その中のひとつである「トビタテ!留学JAPAN」に、今年挑戦した二人の3年生の報告会が今日行われました。
「トビタテ!留学JAPAN」は、日本の文部科学省が主導している官民協働の留学促進キャンペーンです。
2013年に「日本の若者にもっと海外に飛び立ってほしい!」という願いを込めて始まりました。
その中でも「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」では、高校生が自分で企画した留学プランを応募し、選ばれると奨学金やサポートを受けながら海外で学べるという制度なのです。
語学留学だけではなく、インターンシップやボランティア、研究活動などでも応募できる自由度の高いプランが特徴です。
選考にあたって成績や語学力は問われません。
各自が作成した留学プランを応募し、書類選考や面接などをとおして採用が決まりますが、何より重要なのが「情熱」「好奇心」「独自性」だとのことです。
採用された場合には返済不要の奨学金が贈られ、各自のプランに合わせた国へ留学して活動することができます。
期間は14日~1年間と幅広く、座学だけではない多様な学び方でプランを実行することができます。
今日発表してくれた二人の生徒も独自のテーマを持って、留学してきました。
最初に発表したYさんは、イタリアへインクルーシブ教育を学ぶために留学しました。
イタリアは障害の有無にかかわらず、すべての子どもが通常学級で学ぶことを法律で保障した世界的にも先進的な制度を持つ国です。
そこでYさんは「日本のインクルーシブ教育の充実と発展に向けて」をテーマに1カ月間勉強してきました。
現地の学校と語学学校で時間を過ごし、積極的にさまざまなことに挑戦してきたようです。
イタリア語も上達し、大きな自信と成果を持ち帰ってきた様子でした。
発表する姿も堂々としていて、このプログラムを通じて大きく成長した様子が手に取るように分かりました。
留学前にたくさん苦労している様子を知っていたので、発表する姿はとても感慨深いものがありました。
これからの事後活動を大いに楽しみにしています。
次に発表したKさんは、アイルランドに留学してきました。
留学のテーマを決めるまでの経緯も話してくれましたが、Kさんの留学テーマは「アイルランドの伝統音楽と観光の関係を学び、にほんの観光業を活発にしたい!」というものでした。
アイルランドの伝統音楽=ケルト音楽が日常生活に深く入り込んでいて、日本でも伝統音楽を一般的に広げることで観光産業を盛り上げたいとの発想だったそうです。
ホームステイ先での苦労もたくさんあったようですが、テーマの研究はもちろん、Kさん自身が鍛えられ大きく変わることができたと力強く話してくれました。
説明する姿はとても凛々しく、成長の跡がとても強く見受けられました。
今回の報告会は、来年度の派遣留学生募集説明会も兼ねていたため、興味のある中高生が参加していました。
留学した二人の報告を聞いて、ぜひ参加したいと思った後輩たちは沢山いたと思います。
心配事や不安は尽きないかもしれませんが、勇気をもって海の向こうへトビタッテ!欲しいと思います。
Yさん、Kさん、素晴らしい発表をありがとうございました!
BE SHOHEI
明日もいい日になりますように!






