2026/2/16
海の向こうのイタリアでは、現在冬季オリンピックが行われています。
連日のように日本選手の活躍が報じられています。
スキー、スケート、スノーボードなの個人競技。
アイスホッケー、カーリングなどの団体競技。
冬の寒さを吹き飛ばすような熱い闘いに、目が離せない日々が続いています。
試合をライブ観戦するために、夜中や早朝にテレビに向かうことも少なくありません。
日頃の努力の成果を発揮し、一人でも多くの選手たちが悔いのない闘いをしてくれることを祈るばかりです。
2週間ほど前、不注意から左手の人差し指をハサミでざっくりと切ってしまいました。
何とも情けない話です。
結構な出血となってしまったのですが、結局病院には行かずに何とか済ませることができました。
化膿止めとキズ薬を塗布して、指用のバンドエイドを貼って生活する日が何日か続きました。
深さはともかく、指先の傷の長さはわずか1センチあまり。
どうということもなく、普通に日常生活を送っていましたが、たった1センチの傷の影響が思っているよりも大きかったのです。
利き手と反対の人差し指ということで、気にも留めていなかったのですが、思っていた以上に人差し指が使えないと不便なことを痛感しました。
当たり前の話ですが、人間には右手に5本、左手に5本ずつ指があります。
それぞれの指は「親指」、「人差し指」、「中指(なかゆび)」、「薬指」、「小指(こゆび)」と呼ばれています。
一番太くてしっかりしているから親指、人を指差すときに使うから人差し指、真ん中の指だから中指、一番小さい指だから小指と呼ぶことは分かるのですが、子どものころからなぜ「薬指」と呼ぶのが不思議で溜まりませんでした。
母親からは「薬を塗るときに使う指だから…」と教えてもらったことを覚えていますが、実際にこの指を薬を塗るために使ったことは一度もありません。
というのは、薬指では薬がとても塗りにくいからです。
ではなぜ、この指を「薬指」と呼ぶのか?
気になったのでこれを機に調べてみたところ、いくつかの説があることを知りました。
①薬を扱うときにこの指を使っていたから。
昔の日本では、毒見や薬の調合をするときに、他の指よりも繊細であまり使わない薬指を使うことで、汚れにくく、感覚も鋭いと考えられていたとのこと。
また、中国やインドなどの東洋医学の考え方では、薬指には「心臓につながる経絡(けいらく)」が通っているとされていて、命に関わる大切な指とされていたそうです。
そこから「薬を扱う神聖な指」としての意味合いが生まれたのではないかとのことです。
②「薬師指(くすしゆび)」が変化して、薬指と呼ばれるようになったという説。
「薬師」とは、病を癒す仏様「薬師如来(やくしにょらい)」のことを指していて、古くはこの指が「薬師如来に捧げる指」や「祈りや癒しに関わる神聖な指」として特別視されていたと言われていたそうです。
そのことから、「薬師の指」→「薬師指(くすしゆび)」→「薬指(くすりゆび)」へと変化していったのではないかとのことです。
「薬指」の語源にはいくつか説がありましたが、いずれにしても薬に関係があることを知ることができました。
指先にはたくさんの神経が張り巡らされ、鋭敏で繊細な感覚が備わっています。
そのため、ほんのわずかな傷でも強い痛みを伴い、指先を使うときの感覚に大きな影響があることを身をもって教えられました。
普段当たり前だと思っていたことが、いざ当たり前でなくなるとどれほど不便なことなのか。
その有難さを痛感したここ2週間でした。
元気でいられること、そして当たり前に過ごせている日常に改めて感謝しなければいけないと痛感しました。
「当たり前」の反対は「有り難い」。
これまで以上に「有り難う」の思いを忘れずに、毎日を過ごして聞きたいと思います。
BE SHOHEI
「当たり前」の日常こそが「有り難い」。


