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LAST MESSAGE①

2026/3/3

3月3日、卒業証書授与式の日となりました。
第45期生としての卒業生を送り出すです。
あいにくの雨交じりの天気となりましたが、朝からたくさんの保護者の皆様にご来校いただきました。
当たり前のことですが、毎年、式典の中では校長としての式辞を送らせていただきます。
この式辞について、私の中でとても大切にしていることがあります。
それは予め書いた式辞を読み上げるのではなく、その時、その瞬間、その場で感じた空気に合わせた言葉を送るということです。
もちろん、晴れの門出の式典で伝えたいことは山ほどあります。
3年間を振り返ると同時に、これからの未来に向けて伝えたいことばかりです。
式典のかなり前から、何を話そうかということばかり考えていますが、最後に行きつくところは常に一緒です。
それは当然ですよね。
何よりも私が大切にしていることなのですから、毎回毎回変わるはずがありません。
それでも、全員の呼名を聞き、卒業証書を手渡したときの思いを込めて、言葉を送りたいと思っているので、その思いを予め書いておくことはできません。
そのため、伝えたい内容を箇条書きにしたメモだけ持って、壇上に上がり、式辞を送ることにしています。
もしかしたら異論や反論をお持ちの方もいるかもしれませんが、私なりのこだわりということでお許しいただければと思います。
今日の卒業証書授与式で送った式辞を、以下に掲載させていただきました。
これまで伝えてきたことの集大成として、最後のメッセージを送らせていただいたものです。
当日ご出席ただけなかった保護者の皆さまへの感謝の気持ちを込めて、ここに掲載いたします。

 

卒業生の皆さん、卒業本当におめでとう。
空も皆さんの旅立ちの悲しみが堪えられず、少し雨交じりのお天気になっておりますけれども、草木にとってはですね、大変喜ばしい恵みの雨となっております。
門出を飾るにはふさわしいではないのかなという風に、私自身は思っているところであります。
この卒業証書授業式にあたってですね、皆さんに少しだけ人生の先輩として、先に歩んでいる立場として、最後に式辞としてメッセージを送りたいと思っています。
ちょうど 3年前の 4月ですね、皆さんは本校の門をくぐりました。
私も本校に着任して、ちょうど皆さんと一緒の 3年目であります。
そういう意味では 489名全員の顔それぞれを見て、 3年間を過ごしてきました。
1人ずつ名前を呼ばれている姿を見ると、
それぞれのドラマであったりとか、あるいは担任の先生からの報告であったりとか、それぞれの皆さんが過ごしてきた 3年間のことを私なりに色々と思い出していたところであります。
また、保護者の皆様におかれましてもですね、毎朝のお弁当作りであるとか、あるいは練習のあとの洗濯、
それから親元を離れている我が子を心配する様子、そういったものも含めて本当に 3年間お疲れ様でした。
私自身も次女が高校 3年生ということで、家に帰れば、 1人の卒業生、高校 3年生の父親でございます。
妻とも今朝、話をしてまいりましたが、やはりこの門出というのはですね、本当に肩の荷が下りる部分と、逆に責任がこれから続いていく部分の両面があるのかなという風に思いますが、ひとまずは本当にお疲れ様でした。
卒業式ということではありますが、国立大学前期試験を受験した皆さん、また、入試の結果を待っている皆さんもこの中にはたくさんおります。
合わせて後期入試まで受験をする生徒にとっては、本当にこれからまだまだ気が抜けない日々が続いていくかと思いますが、ひとまずはひとつの区切りとして、今日の卒業式を迎えたということになります。

これまでもですね、私は始業式や終業式、あるいは全校集会などで皆さんにいろいろな話をさせてもらいました。
そういった話をすることも今日で最後だと思うと、私自身も本当に寂しいし、悲しいし、逆に喜ばしい思いでもあります。
少しだけ、これまで話してきたことと繋がりがあることを伝えさせてもらいたいと思います。
まず、「人は何のために生きるのか」
「人は何のために生きるのか」
どこかで聞いたことがある人もいるかもしれませんが、改めてここでお話したいと思います。
皆さんはこの問いに対して、どのような答えが出てくるでしょうか。
皆さんそれぞれの答えは違うと思いますが、私の考えを少しだけ伝えさせてください。
私は「人は幸せになるために生きる」と思っています。
「人は幸せになるために生きる」

では、その幸せはどのような形なのでしょうか。
人によってそれぞれ幸せの形は、異なってくると思います。
例えば、みんなが知っているような有名な大学に入ること、あるいは大きな企業に入ること、そして大変多くのお給料をいただくこと。
あるいはとても素敵なパートナーと巡り合って、結婚して、あるいは子供が増えて、落ちついた家庭で暮らすこと。
あるいは大きな車に乗ったり、海外旅行で世界中を巡ったり、いろんな場面で幸せを感じることがあるかと思います。
ちょうど昨日も、同窓会入会式の時に野口会長から幸せになるための秘訣として、 3つの言葉が紹介されていました。
「笑顔」「素直さ」「感謝」の3つです。
この 3つを心がけていれば幸せになれますよ、という話がありました。
私も幸せについて、そしだけ触れさせていただきたいと思います。
私が座右の銘としている言葉がひとつあります。
それは「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉です。
これは詩人の相田みつおさんが書に書かれていた言葉ですが、文字通り「幸せはいつも自分の心が決めるのだ」という意味です。
では、私にとっての幸せは何かというと、それは「生きていること」です。
私にとっての幸せは「生きていること」です。
生きているから辛いこともあるし、苦しいこともある。あるいは大変なこともある。
でも、自分が一番大事にしている幸せが「生きていること」なのですから、苦しい思いをしても、辛い思いをしても、大変な思いをしても当たり前です。自分の幸せが満たされているのですから、それは仕方がないことです。
そうやって生きていると、本当に大変なことに向き合った時でも、生きているのだから仕方がないよな、生きている幸せが満たされているから感謝しなくちゃいけないなと思うことができるのです。本当につくづく思うんです。
でも皆さんに私の幸せの価値観を押し付けるつもりは全くありません。
皆さん自身にとっての「幸せ」を見つけて欲しいと思うのですが、ただ、こういう大人もいるんだよということを頭の隅にでも入れておいて欲しいと思っています。

~②につづく~

BE SHOHEI
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