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おめでとう!銀メダル。

2026/3/13

学年末考査も終わり、今年度の授業も残り少なくなってきました。
卒業式が終わったとはいえ、国公立大学後期入試に向けて、今なお頑張っている生徒もいます。
最後の最後の最後の最後まで、あきらめずにファイティングポーズを取り続けてくれることを信じています。

海の向こうイタリアでは、先日閉幕した冬季オリンピックに続いて冬季パラリンピックが開催されています。
メダルラッシュに沸いたオリンピックの勢いのまま、日本人選手のパラリンピックでの活躍が期待されるところです。
第7日目となった昨日(日本時間12日夜)、アルペンスキーの女子大回転(座位)が行われ、村岡桃佳さん(トヨタ自動車)が出場しました。
この種目でのパラリンピック3連覇が懸かっていた村岡さんですが、優勝こそ逃したものの見事に銀メダルを獲得しました。
先日行われたスーパー大回転に続いて、今大会2個目の銀メダル獲得です。
その結果、彼女自身がパラリンピックで獲得したメダル数が11個(平昌パラ金1・銀2・銅2、北京パラ金3・銀1)となり、日本勢単独1位となりました。

ソチ(2014年)、平昌(2018年)、北京(2022年)に続いて4度目の冬季パラリンピック出場となった村岡さんですが、今大会前には競技生活最大の試練にぶつかっていました。
昨年4月、今大会と同じ会場での練習中に転倒し、右肘を脱臼して靱帯を痛め、入院を余儀なくされたのです。
さらに試練は続き、練習に復帰した11月には別の会場で転倒し、左鎖骨を骨折してしまったのです。
再び救急搬送され、初めて手術も受けました。
そうした困難を乗り越え、雪上練習もほぼできない中で迎えたパラリンピック本番。
見事に2本とも滑り切り、2種目での銀メダル獲得となりました。
昨日のレース後のインタビューでは、思うように準備ができない中にありながら、現在のベストを尽くせたことに満足していると語っていました。
そして、銀メダルに輝いたレースを振り返って「楽しかった!!」と笑顔でインタビューを終えていました。

(写真はスポーツナビより転載)

村岡さんは4才で横断性脊髄炎を患って下半身マヒとなり、中学2年生で本格的に競技を始めました。
実は、村岡さんは私の教え子なのです。
直接授業を教えていたわけではありませんが、前任の高校での教頭時代に彼女が入学してきたのです。
当時からとにかく頑張り屋で、3年間特進クラスに在籍しながら、パラリンピックをめざして努力し続けていました。
毎朝、決まった時間にお母さまが車で送り迎えをされていて、その時に交わす何気ない会話から、桃佳さんの戦績や体調を知ることもありました。
アルペンスキーという競技の特性もあり、シーズンを通して遠征や国際大会が続き、長期間の欠席の扱いや定期試験の成績処理について検討を重ねたことが思い出されます。
彼女の持ち前の明るさと前向きな考え方は、クラスメイトの共感を呼び、困ったときには必ず誰かが近くにいて支えてくれました。
高校在学中にソチ大会に初出場した時には、全校生徒で日の丸に応援メッセージを書いて贈ったことが思い出されます。
そんな彼女が、北京大会で取った金メダル(3個)と銀メダル(1個)を持って学校に来てくれたことがありました。
体育館での全校集会では全校生徒・教職員で祝福し、さらなる活躍を応援したことが思い出されます。
その彼女が今回試練を乗り越えて2つのメダルを獲得したことは、たくさんの人たちに大きな勇気と感動を与えてくれました。
私自身、彼女の笑顔とポジティブ思考に大いに励まされましたし、何よりも「楽しむこと」の大切さを教えてもらいました。
大会はまだまだ続き、彼女が再び出場する可能性も残っています。
更なる活躍を祈る以上に、とにかくケガなく無事に大会を終えてくれることを願うばかりです。
桃佳さん、大変お疲れ様でした。
そして、感動をありがとうございました!

BE SHOHEI
毎日を楽しく生きていこう!

 

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