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仏陀の贈り物。

2026/4/21

昨日の夕方、インターネットニュースで地震のニュースを耳にしました。
三陸沖で発生した最大震度5強の地震を受け、気象庁からは「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されています。
北海道から千葉県までの広範囲を対象地域としていることもあり、少し落ち着かない気持ちになります。
幸い今回の地震では大きな被害が出ていないとのことですが、備えあれば憂いなしです。
日常的に、避難経路や備蓄品の確認を怠らないようにしなければと思いました。
我が家でも先日、ポータブル電源とソーラーパネルを購入しました。
使うことがないことを願いつつも、万一の場合に備えておきたいと思います。

今朝、出勤途中に聞いていたポッドキャストで流れていた話を紹介します。
それは次のような話です。

 

あるところに、仏陀(=お釈迦様)が多くの人たちから尊敬される姿を見て、ひがんでいる男がいました。

「どうして、あんな男がみんなの尊敬を集めるのだ。いまいましい」

そこで、男は散歩の途中で待ち伏せして、人込みの中で口汚く仏陀を罵ってやることにしました。

「仏陀の野郎、俺に悪口を言われたら、汚い言葉で言い返してくるだろう。その様子を人々が見たら、あいつの尊敬はあっという間に崩れさるに違いない」

そして、その日が来ました。

男は仏陀の前に立ちはだかって、ひどい言葉を投げかけます。

仏陀はただ黙って、その男の言葉を聞いておられました。

弟子たちはくやしい気持ちで、「あんなひどいことを言わせておいていいのですか?」と仏陀に尋ねました。

それでも仏陀は一言も言い返すことなく、黙ってその男の悪態を聞いていました。

男は、一方的に仏陀の悪口を言い続けたあと、疲れたのかしばらくその場にへたりこんでしまいました。

どんな悪口を言っても、仏陀がひと言も言い返さないので、なんだか虚しくなってしまったのです。

その様子を見て、仏陀は静かにその男に尋ねました。

「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物は一体誰のものだろうか」

こう聞かれた男は、突っぱねるように言いました。

「そりゃ、言うまでもない。相手が受け取らなかったら贈ろうとした者のものだろう。分かりきったことを聞くな」

男はそう答えてから、あることにすぐに気づきました。

仏陀は静かにこう続けられました。

「そうだよ。今、あなたは私のことをひどく罵った。でも、私はその罵りを少しも受け取らなかった。だから、あなたが言ったことはすべて、あなたが受け取ることになるんだよ」

 

これ見よがしに悪口を言う人や、聞こえよがしに陰口を言う人もいます。
私自身にもそんな経験は沢山あります。
私も人間ですから、そんな時には落ち込むことも凹むこともあります。
そんな日は一日中気分が悪いですし、言った当事者に対して腹が立ちます。
そしてやり場のない感情を抱えたまま、時間を過ごすことになります。
そんなときの対処法が見つけられずにいたのですが、この仏陀の話を聞いたときに、とても救われた気持ちになりました。
悪口や陰口を言った人に腹を立てるのではなく、その言葉はそのまま言った本人に返ってくるのです。
そう思えば、感情が乱れることもありません。
とても勉強になりました。
私自身、相手にしっかりと受け取ってもらえる贈り物を届けるよう努力したいと思います。

BE SHOHEI
明日もいい日になりますように!

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